友の心情を理解する

昨日に引き続き、本日も適切な時間帯に日記を書いております。残業2時間して帰ってきてからスーパーに買い出し、帰宅してからおかず2品と味噌汁、ご飯を用意し、更には明日の弁当の準備も終わった。ちなみに今朝は早起きして出勤前に勉強までもした。こんな一日を送ると、己がとても立派な、ひとかどの人物になったかのような錯覚を覚える。まー十中八九、明日はだれるだろうけどね。今日一日でひと月分の勤勉さを使い果たした。勤勉さ売り切れ。在庫が少ないなぁ。こんなんじゃ客足が途絶えるぞ。わけ分からん。
で、書くのはやっぱり先週の出来事なのだが、なんで私、先週のことばかり書いている訳? そんなに今週は無為に過ごしているのだろうか。来週になったらどうなるのだろう。今週の出来事を書くのだろうか。だったらなぜ今それを書かない。わっかんないなー。ひょっとしたら、来週になったら今週の記憶が蘇るのかもしれない。でもって先週の出来事。とはいっても一行で書き尽くせてしまう程度の内容なのだが。朝、家から駅に向かうときに道を歩いていたら自転車に乗った坊さんに追い抜かれた。以上。
いやー、吃驚したよ。若い坊さんが剃髪もせず、非常にカジュアルなペダルさばきで自転車を軽快に漕いでくるなどという事態を、いったい誰が予期できるだろうか。お、お坊さんだー! と思った瞬間にははるか彼方に去っているんだぞ、相手は。あんまり吃驚したんでドキドキしちゃって、ドキドキついでに間違って好きになっちゃうかと思った。嘘だけど。『お、お坊さんだー!』と思った後に何を思い出したかというと友人・ちるさんのこと。何を隠そう私とちるさんとは、彼女が池袋でお坊さんを尾行したことがきっかけで友人となったのだ。『坊さんが結んだ縁』である。彼女の坊さん尾行記を読んだ際には『世の中、いろんな種類の人間がいるなぁ。ほんと面白いね』と、感心しながらもやや坊さんへの情熱に対して冷めていた私であるが、自転車で坊さんに追い抜かれたときに初めて自分の心のうちに坊さん尾行にたいする欲求が存在することを自覚した。タイやらミャンマーなどではなく、この東京で坊さんがフツーに存在しうる、という事実に対して、皆ちょっと無頓着すぎやしないか。って、己が頓着してなかったことをさりげなく一般化。さりげなくないですか? まあ放っておいてくれたまえ。そういやマルタから戻ってきて早々に、墨染めの衣をまとった坊さんの群れを六本木ヒルズで目撃したときもかなりびびった。あの時はとっさに写真をとり、あとでちるさんに見せようと思っていたのに、トリ頭ゆえに珍しいものを目撃したこと自体を忘れて報告しそびれたのであった。ヒルズ近辺で『魔ゼルな規犬』ステッカーを目撃したことは覚えていられたんだけどなぁ。なにはともあれ、ちるさん、やっとアナタのレベルに追いつきました。今度もし一緒にいるときに坊さんを見かけたら、手に手を取り合って尾行しましょう。体力ないからあっという間に撒かれるかもしれないけど。