10月27日の日記

結婚式を来月に控え、列席するのは親族のみとはいえどのように進行するのかをいい加減決定せねばならず、とはいえ結婚式関係の慣習は私にとってやりたくないことばかりである。いやいやながら親族のみの結婚式を挙げた人が何をやっているかネットで調べたりしたのだけれど、わりとありがちなのが自分の生まれた時の体重と同じ重さのテディベアプレゼント。うぅっ、死にそうだ。この私が? テディベアを? なんたる恥辱。もともとテディベアに何ら愛着を持っていないというのにこんな時だけ『わぁ〜、かわいい!』とか言ってベアに飛びついたりすんのか。死んだ方がましだ。或は両親に旅行券のプレゼント、というのもよくあるらしいが、旅行券なら私が欲しい。なんといっても私は新婚旅行に一人で行こうとした人間だぞ。私の旅に対する執着心をなめてもらっちゃあ困る。それでも『母への手紙の朗読』をやらされるのに比べたらなんぼかましだけどね。なんだ、手紙の朗読って。いままでに一度たりとも母に手紙など書いたことはないというのに、白々しい。ああ、こんなことばかり書いていたらきっと私はいつか、夢をもって結婚式の準備をしている女子たちに殺されるに違いない。すみませんすみません、弁解させてください。皆さんがそういうのを喜んでやるのは大変素晴らしいことだと思っているのです。ただ、私のセルフイメージゆえに、私がそれをやることを想像しただけで居たたまれない気持ちになってしまうのです。男気マスターを目指す私のようなものがノーマルな女子のフリをするだなんて、噴飯ものだ。切腹だ、切腹
結局この日は家人に難癖つけて*1不貞寝。起きたら大体の式の進行が出来上がっていましたとさ。

*1:『すこしはどういう式にしたいのか考えてよ!』と叫んで家人を非協力的な新郎に仕立て上げた。