結婚はやってる

戸籍の姓が変わったためにパスポートの氏名変更の申請をする必要があるということで、明日の午前は都庁のパスポートセンターに行くという口実で半日仕事をさぼることに。無論職場の人々には『パスポートの変更しなくちゃいけなくって…』と表向きの理由のみを述べてある。さほどこれまで喋った事のない人に氏名変更の理由(=婚姻)を述べると、とても女子らしい嬌声をあげて『おめでとうございます』と。まーさほどめでたい事でもないけれど、と適当に返していたら、『最近結婚はやってますよねぇ』と言われて軽く失語症。最近とはなにか、芸能人の結婚とかそういうことなのだろうか、と思いきや単に彼女の身の回りの人々が相次いで結婚しているという話であった。それも冗談っぽく『結婚はやってる』ではなく至って普通にそう言うのだ。『はやってるって…、世代にもよるだろうし…』としどろもどろになっていると『えー、でも去年くらいからみんな結婚しだして、別に年齢とかもみんなまちまちだから、やっぱりはやってるんですよ!』。はやっては、ないよなぁ。じじつ、ある友人には私が結婚した直後に『ぬけがけきんし〜』と言われた。はやってたら『ぬけがけ禁止』とか言ってる場合じゃなくてさっさと結婚しているような気が。いや、やはり違う意味ではやってるのかも? 『結婚がはやっているから私もその流れに乗りたい』という主旨で友人の言葉を捉えることも不可能ではない。まーどーでもいいけどさ。
そして仮に結婚というものに『はやり』の時期があるとしてもだね、その時期は恐らくとっくに終わっているのであった。学生時代の友人たちは軒並み大分前にかたづいたからなぁ。