11月24日の日記

ケーキの写真も自分で撮影

昨日の日記について補足である。いろいろ思い出してきたぞ。人前式の宣誓文の読み上げは、最初は息を合わせるのに懸命になっていたのだけれど、途中でぶっつけ本番であることを思いだして笑いの衝動が。類い稀なる精神力でその衝動を押し殺すことはできたが、口元が弛むのだけは堪えきれなかった。
出された料理は昨日も書いた通り、私は完食したのであるけれど、結婚相手は若干緊張していたようで少し残していた。思えば私はドレスの締め付けがきつく、苦しい、苦しい、とウンウンうなりながら食べており、『少し残したら』と言われたりもしたのだが、ここも類い稀なる精神力で乗り切った。全て食べ尽くしたことに加えて、新郎に買ったことに対しても非常に満足。これで結婚生活におけるイニシアティブは私が握ったも同然である。
解せないのはウエディングケーキだ。全部ちゃんと食べられる全うなケーキにした筈なのに、ケーキカットしてからコース料理のデザートの後に切り分けられて出されたケーキは全くの別人だったぞ。意味分からん。なんでだ? ケーキの側面がカゴのような模様になっていたのに出されたケーキにはカゴの気配が皆無だったし、ケーキの上にはベリー類が所狭しと敷き詰められていた筈なのにベリー類行方不明。謎だ。
会場となったホテルは先頃発売されたミシュランの東京版でも最高ランクの格付けだったのだが、今朝、食事をしようとレストランに行くと、ちょっと騒がしすぎるくらいに子どもが大勢いる。子連れの客が多かったようなのだが、このクソ高いホテルに子連れだなんてよく泊まるなぁ、とやや感心。朝ご飯はおいしゅうございました。その後帰宅して鴨鍋の材料を買い出し。急に話題が所帯染みてきたなあ。鴨鍋と一緒にシチリアの美味しい赤ワイン、タンクレディを堪能。久しぶりに飲んだけど美味しかったなぁ。
ご祝儀をいろいろいただき俄にリッチになったのだけれど、私は自分の貯金に対する無能力を自覚しているのでいただいたご祝儀は全て結婚相手に渡したのだが『少しは贅沢しなさい』と数万円を手渡された。そしたらさー、貧乏が板についてるせいでさー、そんな大金、どう使っていいか分かんなくって鬱になったぞ。非常にくら〜い心境。大金を持て余した。貧乏人はお金を使い慣れていないものだから、いざ手にしても使い方が分からないし、仮に使ったとしても使い方間違ったりするんだよな。心に非常に重いものを抱えている今日この頃。