気になる車内広告

ちょっと前に丸ノ内線で気になる車内広告を見た。クロネコヤマトの広告なのだが、

このネコには無類のネコ好きを自認する私ですらちょっと引いた。怖くないか? 制服着てるけど肩幅ないから強烈に違和感がある。しかも人間と同じくらいの大きさ。二人は同僚か。昔、吉田戦車伝染るんです。』に『犬山大猫病院』というのがあったが、あれを思い出した。まさに大ネコ。

怖いというか、もはやキモい。キモネコだ。かわいそうだよ、このネコが。自然な姿でいたら可愛かったのに制服なんか着せたせいで妖怪キモネコになってしまったよ。あああ、このネコは何も悪くないのに何度も『キモネコ』と書いてしまった。ごめんなさい、クロネコちゃん。アナタ自身はキモくないのよ。全てはこの広告を作った人間のセンスが悪い。
と、さんざんキモいと書いたこの広告だが、一部では『制服着ちゃって超カワイイ〜!』みたいな評価を受けているようなので驚きである。笑いの沸点が低い人というのがいるとナンシー関が書いていたのを目にしたことがあったが、この『超カワイイ〜!』の人々はネコだったら何でもO.K.な、ネコに対して沸点の低い人なのであろう、と言うのは言い過ぎかもしれない。単に私と好みが違うだけだもんな。
でもひょっとしたら私も、『超カワイイ〜!』とはならずとも、本当はこの制服ネコが好きなのかもしれない。キモいキモいと言いつつも、電車に乗ると無意識でこの広告を探している自分に気づく。イヤよイヤよもスキのうち、ということか。ヤだなあ。