心に軽傷を負う

お昼くらいにちるさんが帰ってゆき、私は頭痛がした。二日酔いであろうか。二日酔いがどのようなものであるかわからんので何とも言えんが、とにかく頭痛である。本当は一日中寝ていたい気分であったが、所用あり銀座へ。この時期の銀座ってヤだな。高級宝飾店もデパートのアクセサリー売り場も無駄に混んでやがんの。地下道でいちゃつくラブラブカップルを見つけては『うへぇ』と嫌悪の声を出したりして気分は死ね死ね団なのであるが、一緒にいたうちのやつに『なんでカップルに悪意を持つのだ!?』と言われた。そ、それはもしや『オレたちだって十分ラブラブじゃん?』みたいな意味か!? ヒィーッ! 死ぬ! 死んでしまう! バ、バカな事を言うではない! 私を殺す気か。そ、そんな風になるなら私は死んだ方がましだ。け、結婚したからって魂を売ったわけじゃないからねっ! 恐ろしい言葉を投げかけられてハートブレイク。リハビリ期間が必要です。