希少価値

年末年始にうちのやつの実家に一緒に行ったのだが、そこですごいものをもらった。モンブランの万年筆なのだが、非常に高価なものなのでこの時点で既に十分凄いと言えるのだけれど、よく見たら『Made in W-Germany』と書いてあったのである。…西ドイツ製。確かに大分昔に人からもらって、使い手がいなかったのでそのまま眠っていたとは聞いてたけれどさ、西ドイツ製って20年近く前か。あるいはもっと古いかも? すごいね。
もらったのはマイスターシュテュック146なのだが、マイスターシュテュックと言えば佐藤亜紀が筆圧で折った事があると書いていたのを読んだ気がする、どんだけ強いんだ、筆圧。ちなみに現在の定価は73,000円。バカか、と言いたくなってしまう値段設定。一時期万年筆に熱を上げ、ペリカンアウロラ、デルタと数本購入した事があるが、ここまで高いのは買おうと思った事すらない。それにその名の通り、大事に使えば一生ものなので沢山もっていても使いこなせないしな。未使用とは言え古いものなので多少見た目が古く感じるのだが、西ドイツ製だよ? 今どき手に入れようと思ったって手に入らないじゃん。コレクターアイテムとかで高値で取引されてたりして。なんてったって希少価値が高いもんな。無論誰にも譲る気はないが。希少価値の高いものを所有しているという幸せ、である。俗っぽいだろ。