友達が少ない

一部で誤解があったようだが、私がインドに向かう(正確にはクアラルンプールに向かう)飛行機で出会った、微妙に日本語が不自由なおじさん(蜂の巣のことをハチミツ、ハチミツと連呼してた人)は日本人です。日本語を話すインド人ではありません。そして彼は、何かインドでやってやりたいと兼ねてから思っており、一念発起して渡印したのが6年前。紆余曲折を経て日本語教師になったらしいが日本語教師の経験などはそれまで一切なかったらしい。私がインド人なら、この人には日本語習いたくないな。ネイティブだったら何でもいいっちゅうわけじゃないだろ。
私の日記に出てくる人物というと、この数ヶ月はうちのやつが圧倒的に回数が多いのであるが、もう本当に誤解されたくないんだけれどこれは断じて『新婚ほやほや、結婚できたのが嬉しくて浮かれて我を忘れている』などという状態ではなく、単に顔を合わせる頻度が高いからというだけのことである。そりゃそうだろ、一緒に暮らしてんだから。次いで回数が多いのは無論ちるさんだろう。ええもう、友達が少ないですからね、私は。実家にいた頃はこれにネコのたびちゃんとか両親などが加わっていたが、顔を合わせる頻度が減ったからなぁ。
時折、自分の行動を振り返ると、メールのレスが強烈にのろま*1であったり、自ら友人に声をかけたりすることは滅多にないとかどんどん友達を減らす方向に突き進んでいることに気づく。旅行も一人でするし、新婚旅行だって別に一人で構わんのである。一人旅をすると飛行機で隣り合わせた人とか、旅先の道端で行き会った人に声をかけられたりすることがあるけれど、仮に相手が日本人だとしても人見知りするからあまり話しかけられたくないのに外国人相手だなんて、苦手な英語で神経をすり減らしながら会話しなきゃならんわけでしょ? 声をかけられるのは大層苦手である。そっとしておいて欲しいものである。新しい職場に入ると誰もがよく知らない相手同志なので居心地がよいのだが、数ヶ月いるとだんだん『クラスメートは全員友達!』的なノリが出てきて具合が悪い。子どもの頃からクラスでは常に自然とマイノリティだったので、こうなってくると改めて己がマイナーであることに気づかされる。なんか皆で仲良くしちゃってさぁ、そういうノリ、ついていけないというかのれないというか、できればずっと他人行儀のままでいたいんですけど。マイミク申請とかほんと勘弁してください。
孤独死が怖くて『孤独死から逃れる会』を始めたけれど、自ら孤独な方向に望んで突き進んでいる気がする。

*1:返信まで一週間から数ヶ月かかったりする