サンデー毎日

この3月をもってリタイアした私の父が、俄にPCを購入したのはいいがなかなかVistaに手こずっているらしく、やたらと電話がかかってくる。たいてい「なんかエラーになっちゃってダメなんだけど…」といったもので、様子がちっとも伝わらないのでこちらとしても如何ともしがたい。こうなったら実家に出向くしかないか。父に「今からそっち行っても大丈夫? 今日ヒマ?」と尋ねると「ああ、もう、サンデー毎日だから大丈夫」とのこと。我が父ながら不思議な言語感覚である。
そしてかくいう私もサンデー毎日の身分である。先週で今までの仕事終わったんだ〜、エヘヘ。嬉しいな。仕事が終わったというか終わらせたというか。やはり超えられない勤続9ヵ月の壁、というやつである。この9ヵ月間の仕事で身に付いた事と言えば、若干の校正能力と、世の中には『武士澤』という名字がある、という知識くらいのものか。武士澤、すごい名字だ。かっこいい。男田漢雄よりもかっこいい名前だ。いいなぁ、武士澤さんに嫁ぎたい。武士澤ならば婚姻によって名字が変わっても構わない。わかった、うちのやつが武士澤さんの養子になりゃあいいんじゃん。そしたら自動的に私も武士澤に。
早速提案してみた。「ハァ?」だって。それから「なんでそんなに武士澤になりたいの?」とも。もっともな質問である。だってさ、なんか、変わった名字だと面白いかな、と思ってさ。そんな理由じゃダメですか?
しばらくサンデー毎日の身分をエンジョイする予定。