CAI GUO-QIANG

昨日の夜はバレエ(バランシン振付)、今日の昼間はミュージカル(オペラ座の怪人)で、どちらも会場の冷房が異常で風邪がぶりかえしたのであるが、そんなのはどうでもいい。CAI GUO-QIANGである。もうニューヨークを去るという人からシティ・パスを受けつぎ、残っているのは自然史博物館とグッゲンハイム美術館のチケット。で、ミュージカルを観る前に早速グッゲンハイムに行ってきたのである。
これが非常に良かった。常設展はrestorationで全然観られなかったのだけれど、企画展で中国人アーティストのCAI GUO-QIANG(蔡國強)の作品を展示しており、これがめちゃくちゃ良かったのであった。

こんなんとか、

こんなん。
写真じゃよく分からんかも知らんが、こんなパワーのある作品、そうそう無いんじゃないかね。特に狼の方。これ実物観られて本当に良かったなぁ。CAI GUO-QIANGというアーティストの存在を知ることができただけでもニューヨークに来た甲斐があるというもの。
絵、といってよいのか微妙だが、2次元の作品も多々あり、これらは制作過程で火薬をたくさんつかってんのね。だから完成した作品を観るだけでも勿論いいのだけれど、制作過程が面白い。他に花火やら、火薬を使用したイベントもやったりしているらしい。

という訳でこの展示が非常に印象深く、作品を写真に撮ろうとして係の人に怒られたり*1して、興奮さめやらぬまま41st. のちよだ鮨で本日の日替わり弁当*2を食べ、再びちよだ鮨方面に戻ってハガレン。その後ミュージカルだったわけだが、ちゃんと楽しんだけれど印象深さでは圧倒的にCAI GUO-QIANGの勝ち。また行こうかな、グッゲンハイム。
ちなみに本日もチーズケーキは不味かったです。ありえないでかさで「オレを殺す気か」と半ば本気で思った。もうニューヨークに美味しいチーズケーキは存在しないと結論づけたい。無論、すべての店で食べたわけじゃないので穴場的に旨い店があるのかもしれないけれど、たった3週間弱の滞在ではそんな、存在するかも不明な「美味しいチーズケーキの店」などというものを発見するのは不可能である。一応今回行った店だってどれも適当に入ったわけじゃなくて、ニューヨーク在住日本人がおいしいと某サイトで薦めてたのを参考にしたし。カップケーキは昨日行った店で終了したので、チーズケーキも本日をもって終了。これでようやく甘いもの地獄から解放される、ってもともと誰に強制された訳でもないんだけどな。

*1:こっちの美術館はフラッシュたかなければ写真可のことがある。

*2:天丼だった。温めるレンジもなく冷えきったまま公園で食べたのに異様に旨かった。アメリカにいると日本食ならなんでも美味しく感じるらしい。ちよだ鮨はありがたいね。安価で日本食が食べられる。近所のオーガニック系スーパーでも鮨が売られてたりするがちよだ鮨の方が安いし、どちらも鮨は食べたことがないが味もきっとちよだ鮨の方がいいにい違いない、と踏んでいる。