恐竜のホネよりも

昨日の夜は大変だった。昼間近所のテイクアウトの店でキムチチゲを買ってきて食べたのだけれど、これがほんとに一人前かと確認したくなるようなボリュームで、ゆうに二人分、どうにかしたら三人分賄える量であった。無論完食。だって残すともったいないでしょ? そしたらさー、キムチの大量摂取のせいか夜半過ぎに胃に激痛、大ピンチである。胃弱の身であることをすっかり忘れておった私に対する天罰か。で時間経過とともに胃痛の元は小腸、大腸へと下がってゆき、排泄に及ぶのは自然の摂理であるわけだけれど、辛いもん食べるとシリが痛くなるって本当なんスね。二日続けて尾籠な話で恐縮ですが。元来私は言葉を額面どおりに受け取るタイプなので「シリが痛くなるとは一体どの部位がどのように痛くなるのか」と素直に疑問に感じてきたのだけれど、今回の経験で疑問氷解。どこがどうなるのかすっかり判明したのでここに書こうと思ったら書けるわけだけれど、実際書く段になると、人間書かないもんスね。若干の照れが出るというか。散々な内容をこれまでも書いてきてるので「何を今更」という気がしないでもないが。ニューヨークに来てから下関係で初体験が多々あるなぁ。もう31年も生きてきたから大概の事は経験済み、などと知ったふうな顔をしてはいけない。まだまだ世の中には私の体験したことのないことが沢山あるのね。それにしても、ここの家のトイレがウォシュレット付きで本当によかった。ビバ、日本人の家。
本日はアメリカ自然史博物館に行って、その後ヨガ。アレっすね。恐竜の、あれはなんというのか、骨格標本か。よくわからんが、とにかくあれ、でかいのであるけれど、まったく興味ないので折角実物見てもなんの有り難みもないのね。あ、だからって自然史博物館がつまらないってことじゃないですよ。ちゃんと面白かったのである。だけど恐竜のホネに対する自信の無感動さに吃驚したのである。「こんなすごいもん見てんのに、全然感動しないな、オレ」って。もう子どもの頃の様に純粋なままじゃいられないのね、と切なくなりました。嘘。子どもの頃も純粋だったかどうだか。
恐竜のホネより類人猿のラブラブカップルの方が面白かった。