割と最低な日々

こちらに戻って来てからぼんやりしている間に1週間経ってしまった。刺激のない日々をすごすと時間があっという間に過ぎて行く。このままだとうっかり死ぬ間際までぼんやり過ごしてしまいそうである。
思い返すと何もしてなかった訳ではなく、この間の日曜日には約1年ぶりにTOEICを受けた。これは誤算だった。3週間弱英語圏で過ごせばスコアアップが狙えるかも!?などと思って申し込んだのであるが、英語なんて使いやしなかったよ、ニューヨーク。そもそも滞在していた家が日本人の家だし、街中で唐突に声をかけてくる者など胡乱な輩である可能性が高いからコミュニケーションなんて取りたくないし*1、マルタに行ってた時みたいにPCを持ってかなければ夜はすることがなくてペーパーバックでも読むところであろうけれど今回はネットつなぎ放題で無駄に夜更かしだし、英語力など身につくわきゃない。あー、検定料もったいなかった。あのお金があればもう1日ニューヨークにいられたものを。
週始めは実家に戻って甥っ子にマカロンを見せて
「これなあに? 言える? マカロン
「みゃかおん」
「マカロン
「みゃか、まかおん」
「マカロン
「めおん」
「メロンじゃないよ、マカロン
「まかろん」
「じゃこれなあに? 言える?」
「ばなー!きゃははっ!」
「バナナじゃないでしょ。マカロン
「まかろん」
と根気強くマカロンを教え、昨夜はうちのやつにむかって「ス、スーパーマリオがや〜り〜た〜い〜」と駄々を捏ねて閉店間際の黄色い本屋に駆け込ませて買って来てもらい、明日も仕事だといううちのやつをほったらかしにしたまま明け方5時までDSでスーパーマリオをやってしまった。またこれが本当に下手でね、私。自分からキノコのアレにつっこんで死んだり、ジャンプして飛び超えようとしつつも飛び超えられずにそのまま落っこちて死んだり、しかも同じ場所で同じ死に方を10回くらいくりかえしたり、自分でもあきれるほどの下手っぷり。横で見てたら多分面白いよ、ありえないところで死ぬから。ちくしょー、どうせ下手だよ、不器用だよ。ゲームやりつつ「あー、落っこっちゃう!落っこっちゃうよー!」とか叫びながら自分の体までだいぶ傾けちゃったりしてさ。
最低な日々を送っていることを書き連ねようと思ったのだけれど、最後の話が強烈に最低なだけで最初の方は別に格別最低というわけではなかったな。健全な生活を送るためにも早くスーパーマリオは売っ払った方がよさそうだ。これもすべてニューヨークの地下鉄でスーパーマリオをやってた私と同世代の女性が悪い。横で様子を見てたらやりたくなっちゃったんだよ。懐かしくて。マインスイーパソリティアで徹夜したこと数回、ゲームに手をだしたら寝られなくなるとゲーム機購入はずっと自粛してきたが、その判断は賢明であった。ちくしょう、まさか家人がDSなんか買うとは思っていなかった。ものごとにのめり込まずに加減できる人はいいですよね〜、どうせ私はダメですよ。自身の集中力が憎い。

*1:「胡乱な輩である可能性」などというのは正直言うとただの言い訳で、本当は単に英語が苦手だから喋りたくないだけ。