最近読んだ本のことなど

目が覚めて時計を見たら午後3時。マジかよ、と若干焦りつつ寝ぼけた頭で何やら作業をし、ちょっと目が覚めてきてもう一度時計を見直したらまだ朝9時だった。時計の見方すら忘れる今日この頃、ハイ、ちゃんと生きてます。こんなに日記をサボるつもりはなかったのであるが、日本に帰ってきたら腹具合が微妙で気力減退。それでなくともこの5月6月とめまぐるしい日々を送って燃え尽き気味。私の今年はもう終わった。来年まで何もする気が起きません。あ〜、それでもお金さえあればミャンマー、インド、ネパール、ハバロフスク辺りに行きたいところであるけれど、資金を稼ぐ気力がない。生活無能力者とは私のこと。
で、お金を使わずに毎日を楽しく幸せにだらしなく生きる方法である。ビバ図書館! 図書館サイコー。図書館大好き。ネットで予約できるから受け取りに行くだけだし。最近読んだ中では『滝山コミューン一九七四』がよかった。

滝山コミューン一九七四

滝山コミューン一九七四

舞台となっているのは小学校なのだが、私はこの時代のこの小学校の生徒じゃなくて本当によかった、と心から思ったね。平凡な、フツーの小学校、中学校においても浮き気味だったので、この学校みたいにめったやたらと『みんな』を標榜されたら死んじゃいたい気分になること必定。amazonにこの小学校出身者によるレビューがあるので、読後に読むとよろしいでしょう。
他に、微妙な本、ダメな本も読んだのだが、そういう本についてあれこれ書いても面白くないので割愛。今は『真夜中の子供たち』を再読しているところである。
真夜中の子供たち〈上〉 (Hayakawa Novels)

真夜中の子供たち〈上〉 (Hayakawa Novels)

最初にこの本を読んだのは高校に入学したての頃であったので、実に16年ぶりだ。産まれてから初めてこの本を読むまでの人生を、もう一度やりなおしてもおつりがくるほど生きてしまったという事実に気づいて、無為に生き過ぎている事にややショック。オレ、この16年であんまり成長してねぇよ…、って。そういや十代半ばの頃は、三十代になった自分が全く想像できず、縄文人の寿命が30歳程度だったというのを聞いて根拠もなく『きっと私は縄文人並みに30歳で死ぬであろう』などと思っていた事を思い出した。30歳で死ぬどころか来月で32歳だし、当分死にそうにない。
それなりに今まで多少は本を読んできているので、これまでに読んで良かった本を挙げよ、と唐突に言われてもすぐには回答をできないのであるけれど、しかし確実にこの『真夜中の子供たち』は高校時代に読んで最も印象深かった本のうちの1冊である。15歳当時知らなかった言葉が多々でてきて、この本をきっかけに覚えたものも多かったし。当時も十分面白く読んだのであるけれど、やはり知らない事が多すぎたようで、今読むと更に面白い。ちょっと前に不過触民に関する本を読んだこともあって、見え方が大分違うのである。問題は何かというと、なんかコレ読んでるとカレー食べたくなっちゃうんだよ。それも普通の家庭的なカレーではなく、インドカレー。なんでかね。決してカレーを食べるシーンが多い、ということではないのに。昨日の夜もインドカレーを食べてしまった。インドに行ってたらふくカレーが食べたい。
ちなみにタイから戻った翌々日には吉祥寺のラオス料理屋でラオス料理を食べた。海外にしばらく行って、日本に戻ると強烈に日本食を欲するのが常であると言うのに、私はどうかしてしまったのかもしれない。ラオス料理は、カオニャオが好きだ。蒸したもち米なので料理と言えるかどうかは微妙であるが。カオニャオ食べたいなぁ。ラオス料理が食べたい人、一緒に食べにいきましょう。