鉄腕ゲッツ行状記―ある盗賊騎士の回想録

鉄腕ゲッツ行状記―ある盗賊騎士の回想録

鉄腕ゲッツ行状記―ある盗賊騎士の回想録

16世紀に暴れ回った盗賊騎士の自叙伝。きっとめちゃくちゃな内容なのだろう、と期待しつつ読んだのだが、どうにも文体と相性が悪かったようで、内容があんまり頭に入ってこなかった。そんなんなら途中で読むの止めちゃえばいいじゃん、と思わないでもないのだが、一度読みはじめた本を途中で投げ出すのは、本に負けた感じがするというか、微妙にイヤな感じがするので意地で読み切った。サイパン旅行中に読んだ、
ある首斬り役人の日記 (白水Uブックス)

ある首斬り役人の日記 (白水Uブックス)

『ある首斬り役人の日記』のフランツ親方も16世紀の人だったので、ゲッツもフランツ親方の処刑した罪人並みの悪行を重ねたのか、と予想していたのだが、そんな非道な悪人ならドイツで未だ人気の盗賊騎士なんぞになるわけがないのであった。比べる意味などないのだが、『ある首斬り役人の日記』の方が衝撃度は上回った。
ところで俄に読書メーターに読み終わった本を記録しはじめたのだけれど、楽しいねー。