引越屋さん

昨日の引越の話である。荷物の積み込みが済み、トラックが出発するのを見送ったうちのやつはそれまで住んでいた家の清掃を行い、不動産屋に鍵を返却してから新居に向かったのであるが、なぜか到着したのは引越屋さんよりも早かった。暫く待ってもなかなか現れず、道に迷っているのであろうか、それとも途中で夕食でもとっているのであろうか、だとしたらこちらも食事に行きたいのだが、などと考え電話をしてあとどれくらいで来るのか尋ねてみたら、非常に明るい声で「夜9時くらいには着きます!」と言われた。ちなみにその時夕方の6時50分頃。9時!? と驚きの声をあげたらさ。
「ウソです!」
引越屋さんにウソつかれた。意味分からな過ぎて面白い。なんでウソつかれてんの? 意味分からん。面白い。そしてそのウソの10分後くらいに到着。積み込み作業時に彼らの働きっぷりを見ていたうちのやつは「なんか独特の言葉づかいで働いてて楽しそうだったよ」と言ってたのであったが、はたしてその通りであった。作業中、妙な節をつけて「大丈夫でございます!」「了解でございます!」とかさ。不思議なんだよ。俄かにビジネスライクな口調になったかと思ったら「後方ビーテレあるので気をつけてください」とか言って、無駄に業界用語だし。テレビでいいじゃん、テレビでよ。
しかしプロの引越屋さんというのはスバラシイ。軽快な作業っぷりは見てて気分がいいね。しかもなんか楽しそうだし。あんな引越屋さんだったらまた来てほしい。もう当分引越しの予定ないけど。