オバサンについて考える

今の職場で一緒に働く人々はみな、私と同じ30代である。その人々の間でなぜか今、猫村さんが話題である。えらく気に入った一人などは「私これから猫村さんみたいなキャラになろうかな〜」と。一体どんなキャラか問うと「う〜ん、ちょっとオバサンっていうか」。それを受けたもう一人が「それじゃただのオバサンだと思われるだけじゃん」と。確かに否定はできないお年頃。残念である。
オバサンと言えば。昨日エチカの鏡で恋愛カウンセラーの人が出てて、私も恋愛について勉強しようかと観ていると、相談者のうちの一人が16歳の子どもだった。で、カウンセラー氏がアドバイスをし、その上で「その努力が30歳になった時のあなたを輝かせるんだよ!」とか何とか言っていた。30歳っていうのは、気が遠くなるくらい先の話だなぁ、16歳にとっては。その女の子は心中、ヤダ! 30歳だなんて私はそんなオバサンにはならないワヨ! と思ったかもしれない。思わなかったかもしれない。思わなかっただろう。「ワヨ!」だなんてオバサンみたいな口調では。
しかし最近の30代は、私が子どもの頃の30代に比べて若く見えないだろうか。若く見えるような気がするのは私が30代であり、セルフイメージがどうかしているからかもしれない。私が子どもの頃、30代の人は文句なしにオバサンに見えたし、今の幼稚園児から見たら私も間違いなくオバサンに見えるのだろう。甥っ子の前で、私の母が私のことを「おねえちゃん」と言い、甥っ子にも私がおねえちゃんであると認識させようとしているのは、オバサン扱いしたら私が猛獣並みに暴れるかも、と怖れているからであろう。イヤアネ! ワタシそんなに荒れないワヨ! ワタシオバサンヨ!
そんな私であるが、今年はこれからモテキャラで行こうかと思う。モテキャラがなんなのか知らないけど。モテキャラがなんなのかを知った頃、きっと年が明けて来年になっていることであろう。