通貨単位が面白い

アレですね、弁当ってのは、一度作り始めるとなかなかよいものですね。最初は面倒くささが先にたって弁当持参など不可能と思ってしまうが、夕食の残り物を詰める、というか弁当に詰められるような献立にしておくと簡単だし、昼食を食べに出たり買いに出たりする必要がないので短い昼休みを有効利用ができるというものだ。そもそもはうちのやつがなにやら怪しげなものを詰めて会社に行っていたのを見て、私も真似するようになったのだが、うちのやつの弁当は結構ひどい。一度などは持っていけるものが何もなかったらしく、弁当箱にコーンフレークを詰め、豆乳をかけて食べたという。私が作ったと社の人に思われるから、お願いだからコーンフレークだけはやめて、と懇願したのでいまではまあ普通の弁当になったと思うが。作るのがコーンフレーク弁当でも弁当男子と呼んでいいものですかね?
ところで最近、通貨単位が面白い。例をあげると、

など。パアンガって面白いね。「パン1個ください、おいくらですか?」「1パアンガです」なんて会話がなされているのだろうか。ナウルオーストラリア・ドルがなぜ面白いかというと、ナウルは自国の通貨を持たないので豪ドルが流通しているのである。だから中央銀行もないんだとさ。しかしそもそもナウルってどこさ。初耳である。調べたところオーストラリアの近所らしいが。2年前に東南アジアを旅したときに知り合った世界一周中の女子が、どこに行っても豪ドルを通用させようとして断られていたのを見て、そりゃムリだろ、ドルったって米ドルじゃないんだから、「豪ドルも“ドル”ってついてるし通用するよね?」などとでも思ったのか? と内心思っていたのであるが、ひょっとしたらそんな「豪ドル≒米ドル」などという短絡志向ではなく、彼女にはナウルにおける豪ドル通用経験があったのかもしれない。
バヌアツのバツは国名を短縮したようで面白い。そして個人的に一番グッとくるのはバングラデシュのタカである。「1タカ」って、なんか面白い響きだな。「タカ」って。僅差の次点でチャットも面白い。ただ「チャット」というより、「1チャット」などと数字とあわせると、より面白みが増すのは私だけか。
なんで面白く感じるのか、聞きなれないからか、と思ったが、同じく聞きなれないキップ(ラオス)、スム(ウズベキスタン)などはさして面白く感じない。大変個人的な感覚だが。