助産院にて

今日初めて助産院に行ってきた。初回は見学と相談とのことで、こちら側の気になる点など質問したところ丁寧に説明してくれ、その後助産院主催のイベント等の説明があったのだが、そのなかに「マタニティソーイング」というのがあった。
正直いって、お裁縫に興味はない。
だけど説明してくれた助産師さんの「これいますごく人気で、定員が5人なんですけどすぐにいっぱいになるんですよ〜」という言葉を受け、このイベントに興味を示さなければ妊婦として不適格と思われるのでは!?となぜか焦り、「よさそうですね〜」と心にもないことを言ってしまった。しかしその流れで「じゃあぜひ参加してくださいね〜」などと言われると窮地に陥るので、先方の言葉を待たずに、同席していたうちのやつの方をチラチラ見ながら「これは男性は参加してないんですか?」と言ってみた。矛先をうちのやつにそらす作戦である。「男性は流石にいないけど、でもいいですねぇ!」と助産師さんも乗ってくれたので、畳み掛けるようにして「ホラ、男は妊娠中は何もできることないし、ソーイングを通して父親になる自覚をやしなったらいいじゃん」と続けたのだが、「たいがいのことはできるけれど、縫い物だけはできないから!」と断られ、そして開催日が平日のみなので仕事のある身としては参加できない、ということで「じゃあ無理だね〜」と笑って答えてその話は終わらす事ができた。うちのやつに矛先をそらす作戦、大成功。
しかしその会話が個室で健診中のご夫婦と院長さんに聞かれていたらしく、我々の会話を受けて奥さんが旦那さんに「あなたもソーイングやったら?」と話をふったそうな。院長もノリノリで「やればいいのに! やればいいのに!!」と。私のせいでよそ様の旦那様が窮地に陥った。