産後マタニティ

大学の同級生のうちに遊びにいってきた。私の他にももう一人、同級生が招かれていて、久しぶりに会えてとても楽しかったのだが、なぜこんな催しを平日に開催できたかというと、二人とも育休中だからであって私のように開店休業中だからではない。普段さほど己のちゃらんぽらんさ加減を意識することはないが、こういう再会の折に「みんな働きつつも出産・子育てして偉いなぁ」と思ったあとに、たしかに彼女たちは偉いが、それ以前に私が全然偉くないから相対的に彼女たちの偉さがより際立っているのだ、ということに気がつく。
これまで自然分娩中心に出産の学習をしてきたため帝王切開については知識が乏しく、経験者である二人の話は大変参考になったのだが、術後の痛みが強烈で夜も寝られないほど、という話にビビった。水も暫くは直接飲むことはできないし、食事その他もいろいろ大変らしい。ときどき「帝王切開は自然分娩より楽だ」という認識の人がいるが、大いなる誤解だな。大変さの種類が違うだけだ。
あとは、「出産しても全然お腹が引っ込まない」と言われて衝撃。や、皮がのびてるから妊娠前の体型に戻るには多少は時間がかかるだろうとは思ってましたよ? でもまさか「子どもが産まれた直後で7ヵ月相当」、「マタニティウェアは産後も必要」、「普通の服じゃ退院できない。着られないから」って。胎児がいなくてもマタニティを着るとは思わなんだ。どうせ短い期間しか着ないし、あんまりマタニティウェアは買いたくないなァ、などと思っていたが、案外長くお世話になるのかもしれない。産後、事情を知らない人に「アラ、もう次を妊娠?」などと言われたらショッキングだな。