親切なスタッフ

通りがかりの不動産屋の窓ガラスに「親切なスタッフがご相談に乗ります」と書いてあった。自ら己のことを「親切」だと断言、か。客が親切と感じるかどうかは個人差があると思われるので「スタッフが親身になってご相談に乗ります」くらいのほうが安全だったのではなかろうか。だってさ、「親身になります」は意思表示であるので、結果が伴わなくとも仕方がない、とも言えるが、自ら「親切」宣言したら、「別に親切じゃねえじゃんか」と因縁つけられたら言い逃れできるのかよ。それとも万人に一様に親切だと感じられるような在り方というのがあるのだろうか。ないんじゃないかねぇ。
今日は学生時代の先輩宅を訪問。なんだか妊娠・出産体験談を聞くために各地を行脚してるみたいだなぁ。そこのうちの5歳の男の子に「そういう服を着ていると太って見えますよ」*1と言われた。妊娠しているからいいものの、妊娠してなかったらかなりキビシイ一言だ。
この男の子、まだ5歳なのだが平仮名片仮名が問題なく書けるらしく、書けることが面白いのか至る所に張り紙がしてあった。先輩(男の子のママ)曰く「張り紙魔」だそうで。私と先輩が話に興じていると、彼はおもむろに紙を取り出し『トイレはこのさきのおくです』と地図付きで書いて張り紙をしていた。私のため、だよな。彼こそが「親切なスタッフ」か。

*1:基本的にこの子は私と口をきく時は敬語。いっしょに遊んであげたら楽しかったらしく「電車が止まってしまったら、うちに泊まっていってもいいですよ」と10回くらい言われた。泊まっていってほしかったらしい。