気がつけば異常行動

実家での部屋掃除は終わらない。今日はかつての立川駅ビルWILLのティッシュが出てきた。怖すぎる。WILLがルミネに変わったあと、WIllのティッシュに「ルミネ」と書かれたシールが貼られたものも出てきた。こんなもんとっておくなよ。
どうも出産すると感覚がおかしくなるというか、子ども可愛いスイッチが入るらしく、どこかなにか出産前の自分と違うのではないか、と警戒しているので極力子どものことは日記に書かないようにと思っているのだが、そうすると書くことがなかったりするのでこんなにも日記を書いていないのである。だけど今日はちょっとだけ書いてみることにする。
なんだか私のような人間が「母性」というと、とても変な感じがするのであるけれどやはり母性というものはあるようで、ちゃんと甲高い声を出して子どもをあやしたりするのであるが、最初は「あら、笑ったのね〜」とごく普通の母親のようであったのに気がつくとバケモノみたいな声で「イーッ! イーッ!」と子どもに向けて声を発しているので驚く。うちのやつに「やめなさいよ」と言われて我に返るのだが、どう考えても異常行動だ。子どもは別に怯えたり怖がったりしてないので多分大丈夫だが、この子にとっての母親像は世間一般のそれとは大きくずれるのではないか、という懸念はある。
足首を軽くもって運動させてやるときも、最初は歌のおねえさんのような高い声で「いち、に! いち、に!」とやってやるのだが、気がつくと「イッチ、ニッ、サンッ、シッ、アルソック! ホームセキュリティーはアルソック!」と言いながら赤ちゃんの足を動かしている。幸い子どもはそれでも喜んでいる風なのでよいのだが、我ながら意味不明である。いちどそれをやってしまってから「アルソック」にならないように気をつけてはいるのだが、どうも赤ちゃんの相手をしていると脳が死ぬ瞬間というか、頭の中が完全に無になるときがあり、そうすると勝手に「アルソック」になってしまっているのである。なんでか分からなくて怖い。
やっぱり出産を経て人間が変わってしまったのかねぇ、私は。