パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ

トリミングがイマイチ

今年もガレット・デ・ロワのシーズンがやって参りました!2006年の先陣を切ったのは高幡不動の名店、フジウのガレットです。ていうか本当はフジウのガレットを食べる気は全然なかったんだけれど、新宿で買えるガレットは他に目ぼしいものがなくて。ノリエットがあったら絶対それを買っていたのだけれど売切れていたし、ルコントは小さいサイズで3000円とやや高いし、ジャン・ミエなんかは販売が3日から。ということで消去法でフジウを選んだのでした。
クレーム・ダマンドは、フジウで私が一番好きなお菓子であるクロワッサン・ザマンドを髣髴とさせる味でまあ美味しいのだけれど、パイがイマイチだったなぁ。もっとしっかりどっしりとした、黒々と焼かれたパイの方が好きだ。4等分にカットして私が選んだ一切れにフェーヴが入っていたのは僥倖といえるが、残りの3つのカットだっていずれ全て私の胃袋に収まるので、あまり意味はない。今年のフジウのフェーヴのシリーズは童話をテーマにしているらしいが、私のは何か良く分からんが壷だった。小さいのにちゃんと持ち手のついた、中も開いているちゃんとした壷であった。だけれどこれがどの童話を表しているのか皆目わからん。意味がわかんないのであったら、いっそのことハクション大魔王の壷とかだったら良かったのに。
セールの始まった新宿は思わず自殺したくなるような混み具合で、そんななか洋服などには目もくれずにガレット・デ・ロワを捜し求めて彷徨っていたのは私くらいのものであろう。あんなに混んでたら洋服なんて探す気になんないわよ、でも何も買わないのも折角出てきたのに何だから、と何がどう「折角」なんだか良く分からんがとりあえず手袋を購入した。去年2月にチェコで最高気温が氷点下を経験した際に、本物の寒さの中では皮手袋なんか何の役にもたたないことを実感したことから毛糸の手袋を購入。皮手袋からの卒業。ファッション性で皮手袋を選択しているアナタ!早く目覚めた方がいいですよ。皮手袋なんて軟弱です。下らないです。氷点下では皮手袋自体が0度以下になってしまうので、ますます指先を凍えさせるのです。余計なお世話でしたかね?