Tira mi su!

なんというか、落ち込んでいます。この精神の浮き沈みの激しさよ。昨日の金蔵さんガレットを食した際のテンションはなんだったのだろう(遠い目)。あんまり陰気な気分なので朝食を食べてから寝てしまい、起きたのは夕方の5時過ぎだった。…別にいつもと変わらないじゃないか。という事で落ち込んでいるので一言。
Tira mi su!
ティラミスを食わせろと言っている訳ではありません。訳すとですね、「私を元気付けて!」てなもんでしょうか。つまりは命令法な訳です。気安い仲の人に対する命令法ですが、決して「おいコラ!そこのオマエ、精神的に引き上げろ!」などというニュアンスではありません。デザートのティラミスもスペルがtiramisuで、そもそもは「私を元気付けて!」、つまり食べると元気になっちゃうくらい美味いという事なので、じゃあ今の私もティラミス食べればいいのか?という話なのですが、その辺で適当に売られてるティラミス食べたところで元気になんかならん。上質なものを持ってこい。美味しくなきゃイヤなのっ!
語学ネタで書くつもりが次第にケーキネタにシフトしてきた。美味いティラミスがどこかにないか検索してみたらこんな物が。岐阜には「ティラミス大福」などという食品があるらしい。怖い。「マリア観音」みたいだ。珈琲味の餅の中にマスカルポーネで作ったクリームが詰まっているらしい。大垣で売られているという事は、今からムーンライトながらに乗って買いに行けとの思し召しだろうか。誰の?知らん。
ティラミスよりも大福の世界に興味が沸いてきたので、調べてみたら他にもすごいのが多々ある。「カフェオレ大福」「ブルーベリー大福」「みかんオレ大福」…。みかんオレって、いやいやダメだ。想像しちゃだめだ。味わいたくない。生クリーム大福というジャンルもあるようで、生クリームの他に珈琲餡だとか芋、キャラメル、桃、ぶどうetc.、もう何でもアリだな。しかし黒ゴマ生クリーム大福はちょっと食べてみたいと思ってしまった。一番強烈だったのは「ゼリー大福」ですかね。気持ちが悪いです。
落ち込んでいる、という話から何故か大福の話になってしまった。本来目指していた語学の話に無理矢理軌道修正すると、今の私のように、落ち込んでいる状態はイタリア語では“essere giu'”と表現します。主語は「私」なので、
Ora sono giu'.
今私は落ち込んでいます。Oraは「私」という意味の主語ではなく、「今」とかそんな感じです。イタリア語の場合動詞が6通りに活用するのでその型を見れば主語が明確となってしまい、よってこの場合の主語である“Io”は省略できます。主語を強調したい場合なんかは勿論Ioを入れますけどね。ただ「落ち込んでいる」と表現するのに、イタリア語にする必要はないし、ましてや書体をボールドにまでして強調しなくても…、と思わないでもないのですが、現状を真っ向から認識してより辛くさせてみようかな、などという自虐性を発揮してみました。この落ち込みから回復するためには、やはりティラミス大福を食べるべきでしょうか。ショック療法という事で。