正しい「銀ブラ」してきました

親子丼を食べに新橋へ。末げん知ってますか?末げん。ここの親子丼旨いんだよ本当に。夜はお高いので行った事がないが昼の親子丼は1000円。最高です。学生時代は家から新橋に直行、末げんで親子丼を食べそのまま銀座線に飛び乗り*1溜池山王へ。日本で3人しかいないオーストリアの国が認めた菓子作りのマイスターの店「ツッカベッカライ・カヤヌマ」でザッハトルテ或いはアップフェルシュトゥルーデル或いはその両方を購入し、南北線で後楽園、丸の内線に乗り換えて大学へ、着いた頃には午後3時、丁度いい時間なのでティータイム、などというある意味最低の学生生活*2を送っていたのだが、久しぶりにそのコースをやってみたくなったのだ。勿論大学には行かないけどさ。
同行者とはSL広場で待ち合わせ。年下の子だったので「ホラSLよ、SL」と指し示す。「子どもはみんなSLが好きでしょ?嬉しいでしょ?」と子ども扱い。実際20代半ばになるかならないかなので私に言わせれば赤ちゃんみたいなものです。子どもは末げんなんて行ったことないでしょ、と偉そうにしてたら末げん休みでやんの。どうしちゃったんですか?末げん。土曜はお休みじゃないはずでしょ。偉そうにしていた私の立場はどうなっちゃうんですか?末げん休みですっかり出鼻を挫かれ「末げん→カヤヌマ」コースは頓挫。仕方なく銀座に移動して「ラ・ソース・古賀」でカレー。ここのカレー、本当に本当に、大分美味しいです。非常に洗練された味わいです。去年ここでカレーを食べたあとは何を思ったかワタクシ、プランタンの近くにある「カタラン・バー・ヴァニュルス」に移動してもう一杯カレーを食べてしまい胃のキャパシティの限界を体験いたしました。もう、軽く顎を上に向けていないと口からカレーこぼれるんじゃないかというくらい喉にまでカレーがぎっしりつまり、フラフラになりながら這這の体で帰宅しそのまま昏倒。今日はもうそんな愚は繰り返さないぞ、と決意して店を後に。
その後適当にデパートのアクセサリー売り場を冷やかし、ワイン売り場をうろついて「ワイン飲みてぇ」などと飲んだくれおやじのようなことを口走りつつ、年なので若干の疲れを感じてカフェー・パウリスタへ。「銀ブラ」って銀座を徘徊することだと思っている人は多いんじゃないですか?本当は違うのです。「銀座でブラジルコーヒーを飲む」ことを「銀ブラ」というのだそうです。かつてそれが慶応の学生の間で流行っていたのだそうです。銀座で足の疲れを感じた場合、私は大概マリアージュ・フレールでお茶をするのですが、それは何故かというとお茶が美味しく種類が豊富なだけでなく、カップで3倍以上茶がのめるからで、水分を常に多く欲している私としては大変ありがたい店であり、他の店を選ぶ余地はほぼ皆無。ということでパウリスタに入店したのも今日が初めてだったのだけれど、ここ本当に銀座?と疑う価格設定。普通のコーヒーが500円を割ってたよ。サンドイッチとのセットにするとコーヒーおかわり自由だし。何よりも素晴らしいのは土曜の午後だというのに然程混んでいないという事か。
先月行ったルパンも素敵であったが、わたしゃこういう古いお店が大好き。渋谷のライオンも好きだし、大分前の話だけれど歌舞伎町のスカラ座が取り壊しになったのは本当に残念。古いお店だとその古さによる知名度と昔からの常連でもっている店も多いけれど、パウリスタは古いままでなく努力しているように思えて大変好印象でした。古い喫茶店は「ナポリタン」とか「ミートソース」とかを今も変わらず出していたりするけれど、パウリスタのメニューには見かけられなかったね。とまれ今後は銀座で足を休めるときにはマリアージュ・フレールだけじゃなくてパウリスタにも行こうと思いました。

*1:本当は飛び乗ってないけれど、なんとなくノリで書いてみました

*2:もっと勉強しろ!勉強を!っちゅう話です。