サーティーズ・イン・山利喜

2007年初回のサーティーズ。今回はメンバーが2名欠席でしたが新人1名を迎えて楽しくやりました。山利喜おいしいねぇ。ほんと素敵だわ。大衆酒場を銘打ったこの店ですが、レバーパテなんかもメニューにあってしかも旨い。かなり旨い。レバー、臭み皆無。元々レバー好きの私は多少の臭みなどはまったく気にならないのですが、ここのはレバーが苦手な人でも食べられるのでは。
[gastronomia]と入れたものの、正直言うと何を食べたのかは然程覚えていないのであった。いや〜、今回もモモコさん面白かった。今回新たに加わったgraceさんは、私の予想ではかなり面白い人だと思うのだけれど、一見しただけでは非常にノーマルというかしっかり者に見え、それに対してモモコさんは眼力というかオーラが凄いので横にgraceさんに来られるとその凄さが際立つ気がする。しかしこの三十路の会の勢いに引くどころか楽しまれていたgraceさんは、きっともっと色々すごいものを持っているに違いない。お会いするのは今日が実質1回目*1なので、今後もっと掘り下げてゆきたいと思う。
会話の最中に大蟻食様の日記の話になり、カズオ・イシグロについて舞台が学校で寮がついてきたら萌えの問題で喜ぶ人間が確実にいる、寄宿舎萌え、みたいな話になったとき、モモコさんが「トーマの心臓」の名を上げていたので、寄宿舎萌えでトーマの心臓を連想するのは私だけではないのだな、と思いました。その後いきなりモモコさん、自分の髪型がトーマみたいだと言いはじめて吃驚。言われてみると確かに同じなのだが、トーマって出番少ないからなぁ、出だしで死んじゃうから。よくトーマに似ているなどということに気づいたよ。
会話は本やらバレエやら漫画やらの話題になりがちであったのだが、私にとってちょっと驚いたのは万城目学鴨川ホルモー」が割と好評だったことか。二人とも面白く読んだと言っていたからなぁ。私は「本の雑誌」であれが絶賛されていたのを読んでから手をつけたので過度に期待してしまったため、いまいち楽しみきれなかったのだ。ほら、凡ちゃんがなんで主人公を好きになっちゃったのか、とかよくわかんなかったし。バレエの話からすぐに「テレプシコーラ」に移り、また、私が日本に帰ってきてから持ってる漫画を一通り読み返していて先日は「残酷な神が支配する」を読んだというと、よりにもよって、というニュアンスを含んだ「あ〜」という暗い声が二人から同時に発せられ、なんの話をするにしても前置きやら説明をする必要なく会話が楽しめて、本当によかったな、と思いました。マルタでは「ロリータ」読んでただけで「なんでそんなものを」っちゅう目で見られたからな。
今回は日程が合わず早稲田の「あかね」に行けず、かつ全員参加ができなかったので、近いうちに改めて日程を調整し、今度こそは「あかね」に行こうと思う。ということで三十路の皆さんならびにo-tsukaさん、よろしくお願いします。

*1:本当は2回目なのだが、初めてお会いしたときは私が極度の睡眠不足により頭がおかしくなっていたので、そのときのことはノーカウントとしたい。