トゥーランドット游仙境

美味しいスパゲッティが食べたくて六本木へ。久々にクローチェ・エ・デリツィアに行きたかったのだ。軽めにパスタランチにする予定だったので特に予約は入れずに店に向かった。私、運が悪いのかもしれません。今日は料理教室でランチお休みだってさ。料理教室なんて、そうしょっちゅう開催されているわけではないだろうに、よりにもよってそんな日にあたるなんて。バカか。誰に対してバカって言ってるのか分かんないけど。もう失意のどん底。仕方がないからル・ブルギニオンにでも行こうかと思ったけれど、今日はあんまりそういう気分じゃないし、ヒルズに入ってるパ・マルは神田の店と違ってパイとスープのテイクアウェイじゃなく、ちゃんと着席するフレンチだしさ。着席してられない程落ち着きがないわけじゃないけど。移動してもよかったのだが、滅多に六本木に来ないのに何もせずに移動するのは業腹ということで、仕方なくヒルズの中で適当な店を探すことに。
食欲に対して適当だったのはすきやばし次郎だが懐具合には適当ではなく、天ぷらみかわはどうせだったら六本木じゃなくて茅場町で食べたい。ロブションは微妙に混んでるし、適当な店なんか全然ないじゃん、もうだめじゃん、と思ったときに発見したのがトゥーランドット游仙境。お〜、脇屋さん、横浜とアークヒルズだけじゃなくって六本木にも出店してたんだ。しかもランチが1575円〜だって。格安。以前母親がアークヒルズの店に行って滅茶苦茶旨かったといっていたし、ちょうどいいから行ってみよう。そうして入った店内、サービスがややファミレス以下でした。同行者と私とに同時に料理が出されなかった、というだけなら気にならんのだけれど、同行者がほぼ食べ終わるくらいのころに私の料理がやってきた。同行者の頼んだセットにはスープがつくはずだったのだけれど持ってこられる気配がない。そして何でか知らんが食べてる途中にザーサイの載った小皿をいきなり差し出されてやや驚き、同行者の料理を運ぶときに持ってくるのを忘れたのかと思ったら私のときも同じで、半分くらい食べ終わったあたりにザーサイ登場。ザーサイはそのタイミングで持ってくることに決まっていたのだろうか。で、皿を下げるのだけは異様に早くて、まだ食事中でも空いた皿が出たとたんに下げられ、完食する前にデザート登場。デザートを食べ終わり、器を置いたか否かの瞬間にこの皿も下げられた。
まあ大体ランチが1000円代である時点でこれくらいのことには気づくべきだったんだけどさ。有名シェフが多々店を出すことはよくあることだけれど、カジュアルな店を出す場合は若干店の名を本店の名とは違った感じにすることが多いのに対し、ここの場合は完全に他の店舗と同じ名まえ。気づきにくいよなぁ。というかまさかファミレス的接客をされるとは思わないじゃん。これがファミレスだったら何も驚かないし特に何も感じないけど、脇屋さん、こんなことなら六本木に店を出さないほうがよかったんじゃないの? 料理だってまあ普通だったし。脇屋友詞、誰ソレ?と思う人ならば別にこの店に行っても特に問題ないかも知らんけど、あらトゥーランドットなの?楽しみだわ、くらいに思っちゃう人は行かないほうが無難だと思う。残念だなぁ。