Restaurant K. und K.

カイザーシュニッツェル

オーストリアでマイスター資格を取得した料理人・神田真吾と、溜池山王でケーキ屋を開いていた、これまたウィーン菓子のマイスター資格を持っている栢沼稔氏のレストランに行ってきた。あー、めちゃくちゃ美味しかった。前菜の前に山梨県、白州で作った生ハムを食べたのだが、生ハム自体の美味しさも瞠目すべきものがあったけれど、シェフ特製のソースがほんとに美味しい。ちょっと甘みがあってそれにお肉がよくあうのだよ。でもって前菜盛り合わせ。どれたべても美味しかった。
今日食べた中で一番印象に残っているのは前菜後の牛コンソメのスープ。牛のしっかりとした味わいが感じられるのだが、さっぱりすっきり、きれいな味。スープがとても澄んでいる。でもってメインのお肉はカイザーシュニッツェル。ソースはレモンとケイパーのクリーム仕立て。これには本当にフランス料理やらイタリア料理とは全然違うことを実感。美味しかったなぁ。
以上の内容がおそらく神田真吾の手によるもので、お昼なのでワインはグラスにしたのだけれど、ハウスワインが赤も白もどちらも美味しい、特に赤は私の好きな味で、まあ樽の香りがつよいと言ってしまえばそれまでなのだが、しっかりとした味で飲みごたえがあった。グラスはそれぞれ945円なのでだいぶ手頃なのも良い。ボトルにちゃんとお店のロゴ入りラベルも貼ってあったなぁ。
でもってデザート。カヤヌマのデザート。カヤヌマは学生時代によく買いにいったものだけれど、このお店はイートインがない。というわけでせっかくの高級ウイーン菓子をよく溜池山王の駅構内でむさぼり食った覚えが。いや、大学に戻るまでまちきれなくて…。ここのザッハトルテは最高だ。はなしを戻すと、イートインのないカヤヌマではデザートを食べることは不可能。つまり今日が初のカヤヌマのデザート。アプリコットとアーモンドプードルをつかったケーキ、マリーレンにアプリコットソースと自家製バニラアイス添え。しっかり甘いのにすごく美味しい。たまにケーキに対する評価で「甘さ控えめで美味しい」というのを聞くけれど、本当においしいケーキはしっかり甘くて、そしてそれが美味しい。あー。もう大満足。また食べにいきたい。本格的ウィーン料理なんてなかなか食べられるお店ないもんね。帰りにカヤヌマでキリシュ・シュトゥルーデルリンツァトルテ購入。でもこれは明日食べる予定。はー。本当に美味しかった。このお店に行きたくなった方、一緒に行きましょう。私は一緒に行ってくれる人、いつでもウェルカムです。ちなみにランチコースは4900円くらいだったかな。ワイン2杯と前菜前に生ハムつけて8000円くらいです。