2004-01-01から1年間の記事一覧

ごはん in ニューヨーク 2004

アメリカで行われたコシヒカリ料理のコンテストである。プロアマ入り混じって創作料理で戦うのである。審査員4人のうち3人はアメリカで活躍する料理人だが、残りの一人はなんでか千住博。なんでだろう。 なんかもうコシヒカリすごい扱いだった。ココナッツミ…

変身・断食芸人

カフカ著 \400 岩波文庫 ISBN:4003243811 チェコ語をやってる関係で再び読んでみたくなった。カフカはドイツ語で執筆していたのだが生まれ自体はチェコである。読んだからといって別にチェコっぽい気分になったわけではないが。どこがどのように好きかという…

人妻

「ダルタニヤン物語」の外伝である「ダルタニヤン色ざんげ」が復刊され1月下旬には発売されることになった。どんな内容かは知らないがもうタイトル見た瞬間にノックアウト。色ざんげってなんだそれ!?あの時の衝撃は今でも忘れられない。しかし衝撃と言えば…

頭の悪さに失望

正直言って今の私ははてなに日記書くのが楽しくて楽しくて仕方がない。仕事中も何かネタがないか考えてるし、ワイン飲むと左脳が刺激されて表現力が上がるとNHK「ものしり一夜漬け」で言っていたのではてなのために無理して、仕方がなくワインを飲んでいるの…

わたしの旅に何をする。

宮田珠己著 \1400 旅行人 ISBN:4947702281 今日もタマキング。いや〜、面白いね!ほんとに面白い。前半は「やっぱり東南アジア四次元日記のほうが面白いかなぁ」とも思わないではなかったが今回は思わぬ隠し玉があった。それは著者が中国旅行中に購入した中…

アメリちゃん

今日はチェコ語講座の日。10回の授業のうち今日で9回をこなしたことになるのだが、テキストの第3課に漸く入ったところである。もうちょっと早く進んでくれると助かるのだが…。それはさておき最近俄かにチェコ語に対するモチベーションが上がってきた。先々…

裏ミシュラン

パスカル・レミ著 \1300 バジリコ ISBN:4901784587 改めてタイトルを書いてみると、これのどこに惹かれたのか良く分からない本である。なんとなく面白そうだなと思っただけで購入してしまったのだ。私が本屋の一顧客であったならそんな安易に本を買ったりし…

「天使」文庫化

佐藤亜紀の「天使」が文庫化され、来月6日に発売となった。文春文庫である。この人の書く文章の持つ力といったら大変なものだ。なんでもっと読まれないのだろう。こういう人を埋もれさせておくのは文化的損失だと思うけれど、彼女がメジャーな作家になってし…

ジェットコースターにもほどがある

宮田珠己著 \1500 小学館 ISBN:4093664129 久々のタマキング。しかもジェットコースター乗りまくり。もうタイトルからして絶対これは面白いと確信していたのだが、果たしてその通りであった。いいなぁ、この人。好きなことやっちゃってそれでいて書く文章が…

フランスの田舎で見つけたお菓子たち

大森由紀子著 青春文庫 \657 ISBN:441309218X タイトル通りの内容。しかし焼き菓子好きの私には堪らない内容であった。ケーキ類を食べつけると最終的にはこういう焼き菓子に到達するんだよなぁ。私のケーキ食べ過ぎバカ時代の頂点でも、やはり焼き菓子ばかり…

ローマ人の物語16 パクス・ロマーナ(下)

塩野七生著 新潮文庫 \400 ISBN:4101181667 アウグストゥスのルキウス・カエサルならびにガイウス・カエサルの引き上げ方は痛い。読んでいて痛い。なんでそこまで血に執着するかなぁ。年齢的にも能力的にもティベリウス以上の人間がいないのなんて分かりきっ…

ローマ人の物語15 パクス・ロマーナ(中)

塩野七生著 新潮文庫 \400 ISBN:4101181659 どうもこの巻はあまりアウグストゥスの人間性が見えてこないなぁ、やったことの記録ばかりだ、などと若干物足りなく感じた中巻である。塩野七生自身も繰り返しているように、アウグストゥス自身が見せるべき部分し…

シュマン

初めての夜シュマンである。はぁ〜、美味しかった〜。本当に美味しかった。滅茶苦茶美味しかった。生に対する喜びを実感せずにはいられない美味しさであった。アミューズはランチでもお馴染みのロックフォールと胡桃のシューの他に、アンチョビをサンドした…

マドレーヌ研究3

今日も作ってしまった。今回はバターと薄力粉のグレードを上げた。だからといって前回の課題であるパサつき感がどうにかなるわけではないけれど。だってそれは素材の問題ではなく技術の問題だから。 なんとなくパサパサしてしまうのは焼くときの温度によるの…

ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ(上)

塩野七生著 新潮文庫 \400 ISBN:4101181640 塩野七生というのは、自分が肩入れしている人物の記述となるとあからさまなのである。直截的にこの人物が好きだ!などと書いていなくても分かる。他の人物と比べてその人物だけやたらと生き生きと描かれているから…

ニュートンの

表紙を見て驚いた。現在発売中の号では宇宙に関する疑問についての特集が組まれているのだが、その疑問の中にガンマ線バーストがあったのだ。内容を見ていないからなんとも言えないけれど、ついにGRBもニュートンレベルのイベントになったか、と感慨深いもの…

編集会議1月号

[libro]というよりは[rivista]なのだがこの際少々のことには目をつぶることにしよう。編集会議の1月号、本日発売である。今月号はベストセラーの研究で、ベストセラーを生み出した編集者のインタヴューなどが満載であった。「セカチュー」ってタイトルは編…

マドレーヌ研究2

前回、初めての製作の結果は見事なまでの幼児体型マドレーヌであった。コレはきっと全卵に対する処置を誤ったのであろうと今回は手法を変えてみた。前回の「マドレーヌって言ったって所詮スポンジの一種じゃん、ジェノワーズみたく全卵泡立てればいいんでし…

鉄塔武蔵野線

銀林みのる著 \1478 新潮社 ISBN:410402001X これは凄い小説だ。私は未だかつてこんな小説を読んだことがない。小学生の男の子が鉄塔を辿って延々と進むだけの小説なのだ。それだけのことを小説として成立させられるなんて。もう冒頭から鉄塔を辿り始め、ど…

シエル・ドゥ・リヨン

国立でひとりカジュアルフレンチ。この店は今日で3回目だがこれまでの2回は入店が遅かったため、ランチメニュー3種のうち2種が終わっていて2回ともオープンサンドを食べた。私としてはカニのキッシュが食べたかったので本日再挑戦。しかし哀しいかな、今日は…

オーブンミトンに憤る

さてさて今日もマドレーヌ研究である。最高のマドレーヌを作るためには当然ながら最高のそれの味を知らねばならぬと、武蔵小金井はオーブンミトンに赴いた。数年前に一度訪れただけであるが、私の記憶が確かならば割りに焼き菓子が豊富であったと思う。店に…

非常勤講師その後

24日に書いた非常勤講師のその後が気になるというご意見を頂いたので書くことにする。だけど申し訳ありません、予め断っておきますが別に大して面白い展開ではないと思います。だからあんまり読まないほうが良いですよ。 普通ならばおでこに「肉」などと書か…

チェコアニメの魅力を再認識

8月のシュヴァンクマイエル体験で衝撃を受けて始めたチェコ語であったが最近ではすっかりその動機を見失っていた、そんな私にうってつけのセミナーがあった。新宿のカルチャーセンターで「チェコアニメとチェコ語」という1回限りのセミナーである。講師は在…

トロワグロ

新宿小田急にてトロワグロのマドレーヌ購入。\189(税込)であった。レモン風味がオーソドックスなのだがここのはオレンジ風味。私も基本のマドレーヌ製作に成功したら次はレモンの皮ではなくオレンジの皮を使ってみたいと思っていたので期待が高まる。しかし…

日本産万年筆型録

\1980 六耀社 ISBN:4897375053 日本産の万年筆のムックである。H.WORKS長谷川さんカッコイイ!!なんでこんなにカッコいいんだ!こんな人が存在したなんて。私の万年筆界に対する知識は思っていた以上に少なかったのだ。長谷川さんは完全手作り万年筆の職人…

マドレーヌ研究1

シェル型のマドレーヌの焼型を購入したので早速作ってみた。初回である今回のルセットは金蔵さんのもの。金蔵さん!金蔵さん!!大好きだ!!!私はもう金蔵さんのケーキが食べられるなら何だってする。去年、もう一回大学入りなおそうかな〜と思っていたと…

女子学生の恐ろしさ

22日の日記に対してnmasakiさんがつけてくださったコメントの中に「明日の授業がやばい」とあり、これに触発されて修士の頃のことを思い出した。私の研究室の隣の部屋は当時、宿直室という建前で畳が敷かれており夜な夜な学生および非常勤講師たちが酒盛りを…

レ・アントルメ国立

かなりレモンと蜂蜜の味がしっかりしてる。大量生産のものと違ってとても丁寧に作られていると思う。しかし私の理想とするマドレーヌの味とは違うんだよなぁ。もっと生地がしっかりしてる方がいいな。でも美味しいよ、ちゃんと。

酔っ払っててすみません。

oggi ho comprato una madeleine a "les entremets de Kunitachi". ha costato poco, mais de bonne qualite'. わははは、もう滅茶苦茶。 mi dispiace. ho detto una bugia. non l'ho mai mangiata ancora, perche' ora sono ubriaca! se ora la mangio, non…

BORGALE NOVELLO 2004

ラツィオのワインの新酒。この間伊勢丹で買ってきた。イタリアワインのプロモーションやってるおばちゃんと私は顔見知りなのだが、彼女曰く今年はヌーヴォーよりもノヴェッロの方が出来が良いとのこと。実際コレは非常にうまい。三島由紀夫の表現を借りるな…